約20年前に画期的な公共図書館として開館し貸出冊数日本一を達成、日本一の公共図書館という評判をずっと維持し続けている浦安図書館の「秘密」と「理由」に迫る。関係者10人が語る実績・課題・展望、図書館データも収録。

2005年に刊行されたこの作品。
どうして浦安図書館が凄いのか、この本を読んで知ることが出来ました。
図書館に勤める職員はどこでも対価を顧みずに働いていて、そして勉強家の人が多いと思います。
浦安図書館に勤める司書の凄さもさることながら、市長の理解もとても大きかったんだなと感じました。上の人が変わると自治体って大きく変わりますからね…。まあ、企業もそうですけど。
浦安図書館は新しいことをしているわけではない。むしろ昔からの基盤を大事にしている。その言葉が印象的でした。
そしてこの素晴らしさを維持し続けているというのが素晴らしいです。
それは職員の皆さんが現状に甘んじていないということですよね。
まさに「図書館は成長する有機体である」というのを体現している図書館だと思いました。行ってみたいです。

<日本図書館協会 2005.1>2019.5.20読了