北海道・旭川。平凡な高校生だったはずの僕、館脇正太郎の周辺は、近頃何かと騒がしい。九条家に、盗聴器がしかけられていたのだ。まさか、あいつが…。しかし櫻子さんは、恥じることは何もないからと、それを外そうとはしなかった。そんな中、僕たちはばあやさんの故郷であるぬかびら源泉郷に旅行に行くことに。しかし、湖の近くで若い女性の遺体を見つけ…。史上最高に奇妙で美しい名探偵櫻子さんと僕の物語、最終章開始!!
今回で最終章が始まったんですね。14作目ですか。読み始めた頃はまさかこんなに続くとは思わなかったなー。今回はばあやのために企画した旅行先で若い女性の遺体を発見し、その女性の聲を聞くために正太郎たちが真相に迫ります。
今まで登場した人たちが会話の中で出てくるのですがどうも忘れてしまったりしていて^^;物語に入り込めなかったのが残念でした。
女性は自殺だったのか他殺だったのか。そしてこの死体は花房が絡んでいるのか。それを突き詰めていきます。正太郎が特に真相を知ろうとしているのですが、死体は見慣れているし事件には首を突っ込むし、色んな意味で将来が心配になりました^^;法医学者になりたいという夢のためには良いのかもしれませんが…。
もう高校2年生なんですね。最初はいくつだったんだったかな。夢のためには地元は出ないといけないと思うけど、どう進んでいくんでしょうね。
スピンオフで櫻子が正太郎の進路をめちゃくちゃ心配しているのが意外でした。お姉さんのようというか母のようというか。そして櫻子は本当に自分の事しか見えてないんだなと思いました^m^まあ、それが良さでもありますけどねー。
そして、最後に大きな爆弾が投下されましたね。やっと次回大きく展開していくかな。楽しみです。
<角川書店 2018.9>H31.2.6読了