GOSICKs IV ゴシックエス・冬のサクリファイス (角川文庫)GOSICKs IV ゴシックエス・冬のサクリファイス (角川文庫)
著者:桜庭 一樹
角川書店(角川グループパブリッシング)(2011-05-25)
販売元:Amazon.co.jp

クリスマス前日、聖マルグリット学園は、最大のイベント“リビング・チェス大会”の準備で騒がしい。そんな中、いつものように独り読書にいそしむヴィクトリカ、彼女の退屈を追い払うため図書館塔を上る一弥―グレヴィールの初恋、アブリルの思い、ブライアンとブロワ侯爵の静かな戦い、そして―降りしきる雪の中解き明かされるのは、それぞれの“秘密”―名コンビ最後の平穏な日々を描く、大人気ミステリ外伝。

番外編も最後。何だか意味深なあらすじですよね。作品の中でも不穏な気配を感じました。すべては1日の出来事。長い長い1日でしたね。
「第一話 白の女王は君臨する」
ブロワ警部が大砲のような頭になってしまった原因となった事件^m^それは幼馴染であるジャクリーヌの濡れ衣を晴らすためだった。健気で純粋なブロワ警部が可愛いです。最初は大っ嫌いだったのに、あまりにも純粋でまっすぐで愛おしさすら感じました(笑)ジャクリーヌもとても素敵な人でした。ブロワ警部が愛してしまうのも分かります。そしてヴィクトリカは幼い頃からヴィクトリカだったんですね…。
「第二話 黒の僧侶は祈りをささげる」
今度はブロワ警部の部下イアンとエバンが手をつなぐきっかけになった事件の話。小さなこの村で男の子の誘拐事件が起きる。この事件もヴィクトリカが見事に解決します。セシルとゾフィの関係もなんだかんだで良いですよね。学生の頃は高嶺の花と憧れの一生徒だったのに親友になっているという過程も好きです。
「第三話 黒の女戦士は駆け抜ける」
ブロワ警部の髪型が更にドリル化する理由となった事件の話。有名な人形師とその息子が同日に亡くなり、どちらが先に亡くなったかで相続人が変わる。その真相をヴィクトリカが暴きます。ブロワ警部の人形好きがまた可愛い。
「第四話 騎士は小さな姫にかしずく」
ブロワ伯爵が片眼鏡をかけることとなった事件について。
ヴィクトリカが生まれる頃の事件を自分の世話係だったメイドが話す言葉を掛け合わせて真相に迫る。
「第五話 忠臣たち」
次なる物語への序章のようなお話でした。次が最後なんだなぁと思わせる最後。
確かに平穏な1日を丁寧に書かれている今作でした。
ヴィクトリカも一弥も可愛い。出てくる人たちみんなが可愛い。
このシリーズは次でいよいよ最後。更に続きはするのですがずっとあっためすぎていてこんなに時間が経ってしまいましたが^^;
噛みしめて読んでいこうと思います。

<角川書店 2011.5>H30.10.6読了