
著者:三木 笙子
集英社(2017-06-22)
販売元:Amazon.co.jp
宇宙技術振興推進株式会社―通称STeP。待宵澄雄の異動先は「竹取班」と呼ばれ、月にまつわる民話や伝承などを扱う部署だ。同僚は桂靖久という青年ひとり。その日、竹取班を訪れた宗像という男は、ある蒐集家から寄贈され保管中の古い洋燈『朧月夜』を譲ってくれと言った。『朧月夜』には、嘘をつくと火が消える、という謂われがあり?恋が醒める特殊素材ストール、月の女神が集う植物園など、月に憑かれた者たちの幻想譚。
現代のお話なのに何だかタイムスリップしたようなお話でした。
待宵と桂は月にまつわる面倒な物事の調査を行う仕事をしています。月にまつわると言っても本当に密なわけでもないものもあって^^;竹取班に配属されたばかりの待宵は戸惑います。さらに待宵のお人よしが災いして利用されたりもして…。それでもなんだかんだでもめ事を真摯に受け止め、真実を探ろうとする姿は同情すらしましたよね^m^
それでも段々いいコンビになってきていました。同僚の都留さんもミステリアスで素敵です。続編も期待します。
でも、帝都探偵絵図シリーズもずっとずっと待ってます…!
<集英社 2017.6>H30.9.30読了