アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る (英国パラソル奇譚)アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る (英国パラソル奇譚)
著者:ゲイル・キャリガー
早川書房(2012-09-20)
販売元:Amazon.co.jp

人類と異界族が共存する19世紀英国。伯爵夫人アレクシアは社交界に、〈陰の議会〉に、特殊能力をもつ2歳の娘プルーデンスの子育てにと多忙な日々を送っていた。そこへ世界最高齢の吸血鬼マタカラ女王からエジプトへの招待が届く。かつて〈神殺し病〉で異界族が消えたその地で、一行は古代より続く恐るべき秘密にふれることに――歴史情緒とユーモアに、人狼殺害事件の謎を絡めた大人気冒険譚、惜しまれつつも堂々完結!

英国パラソル奇譚がついに終了。この最終巻を読むまでに時間がかかりましたし、この本も読むのに時間がかかりましたが^^;この物語の世界を楽しみました。
アレクシアたちの珍道中、今回も色々ありましたね。そしてこのシリーズの最大の謎も明らかになりました。ずっと気になっていたアレクシアの父親の事も分かりました。
今作から登場した「チビ迷惑」であるプルーデンス。いやー本当にチビ迷惑!←
あのアレクシアが翻弄されるなんて!でも、それくらいがいいのかも?^m^
子育てに追われる中でもアレクシア達は様々な厄介ごとに巻き込まれて行きます。自分で突っ込んでいっている感も否めませんが。
何百年も生きてきたコナルが飽きないのも分かります。
吸血鬼マタカラ女王がアレクシアとプルーデンスをエジプトに呼んだ目的は何か?意外な結末を迎えます。そしてなぜか一緒にエジプトに来たアイビィ夫妻たち。こちらもまさかの展開でした。私最初はアイビィ嫌いだったんですけどね←
このシリーズが終わってしまうのは寂しいですが新たなシリーズも出ていますし、プルーデンスが成長した物語もあるみたいなので読むのが楽しみです。

<早川書房 2012.9>H30.8.20読了