真実真実
著者:清水 まり
文藝春秋(2018-03-12)
販売元:Amazon.co.jp

すべての世代に響く、かっこいい女性のパイオニア・梶芽衣子のすべてが詰まった一冊
17歳でスクリーンデビューした梶芽衣子。思ったことを口にしてしまう彼女は生意気な女優として名を馳せるが、その裏で心細さに泣いた日々もあった。しかし持ち前の負けん気と「勉強、努力、忍耐」のスローガンを抱え、女優としての道を切り拓いていく。「女囚さそり」での一言も話さない主役という案を考えたり、子供が欲しくて結婚を機に引退を考えていたり、恋人からのDV、それまでのイメージと異なる「寺内貫太郎一家」への出演、歌手活動、勝新太郎や高倉健との共演、「曽根崎心中」の苦労と成功、望んでいた企画を奪われた失意と怒りと達観、鬼平犯科帳に心血を注いだこと、亡くなった妹や海外で活躍する弟や料理人であった父のこと、これからやりたいこと……女優梶芽衣子の波乱万丈の人生を、振りかえる。

私は梶さんの事を正直知りませんでした。多分この本が出てメディアで目にするようになってからだと思います。
以前「ゴロウ・デラックス」に出演されていました。72歳とは思えない若さ!そして好奇心の強さ!同じ女性としてかっこよくて素敵で、すぐに好きになりました。
若い頃は生意気だったと書かれていますが、確かに(笑)でも、このくらいバシッと言える人ってそうそういないから尊敬してしまいます。
そして今もお美しいですがお若い頃の美貌が半端じゃないですね。なんですかあの美しさ。びっくり。見とれてしまいます。
様々な役柄にも境遇にも立ち向かっていった梶さんですが「鬼龍院花子の生涯」の一連の騒動はひどいものでしたね。実名を挙げてらっしゃって大丈夫かなと思いましたが。酷い話です。夏目さんも何の罪もないのに悲しい。酷い人でしたね。
それでもその騒動を乗り越えて達観したところもあって今に至る。何事も勉強なんですね。梶さんから見たら私はまだまだひよっこだなぁと思いました^^;
まだまだ人生は長い。前向きに頑張ろう。そう思わせてくれました。