みちのきち 私の一冊みちのきち 私の一冊
弘文堂(2018-04-25)
販売元:Amazon.co.jp

あの人がすすめる一冊を読もう!
「学生時代にはたくさん本を読んでほしい、そして座右の書となる一冊に出会ってほしい」という大学関係者の切なる願いから発足した國學院大學「みちのきち」プロジェクトが、各界の著名人109人に書き下ろしを依頼したブックガイド。
見開きで1人1冊を紹介し、撮り下ろしの美しい写真とともに心に響くエピソードを楽しめます。
政治家、タレント、作家、スポーツ選手、芸術家、実業家、学者など、分野は違っても、109名の現在の活躍を支えている共通体験は「思い出に残る本との出会い」でした。
人それぞれに異なる読書のコツや若者への温かいメッセージ満載で、本好きな方はもちろん、ふだんは読書習慣のない方も、きっと運命の一冊に出会えます。
書棚に映える美しい装丁は、新入生、新社会人への贈り物にも最適です。プロデュースはブックディレクター幅允孝氏。

「学生時代にはたくさん本を読んでほしい、そして座右の書となる一冊に出会ってほしい」という大学関係者の切なる願いから発足した國學院大學「みちのきち」プロジェクト、各界の著名人109人に書き下ろしを依頼したブックガイド。…だそうです。
著名人109人は色んな業界で活躍している方々で年齢もバラバラでした。國學院大學出身の方が多かったですが、大学出身者ではない方ももちろんたくさんいらして、かなり貴重だと思います。
装丁も可愛いです。全体がピンクで、天地と小口もピンク。
著名人1人1人が読んで影響を受けた作品を紹介していて、被っている方もいました。知らない作品も多かったですし、知っている方がこの本をバイブルとしているのか!と驚いたりもしました。
私は勉強しようと思って読書をしているわけではないですが、それでも本を読んでいて良かったと思うことはたくさんあります。本で知った知識は計り知れないですし、言葉もたくさん覚えました。昔は狭かった視野も今は広くなったと思います。また、本はストレス解消にもなるし、幸せにもしてくれます。逆も然り。それでも私にたくさんの世界を教えてくれる本が大好きです。
この作品も私にとって大事な1冊となりました。この作品に登場する方々は自ら考えて今の道を突き進んでいる人たちばかりだと思います。「君たちはどう生きるか」が2回紹介されていました。私に問いかけているように感じました。
ちょうど今、私は今の生きる場所で生き続けることは出来ないと思っていたところでした。行動に移しつつもなかなか実現出来なくて、現状が辛くて、そんな時に出合った作品でした。この作品は皆さん学生へ向けてメッセージを残していましたが、私の胸にも突き刺さりました。私だってきっと遅すぎるってことはない。だから、自分のやりたい道を突き進んでいこうと改めて思わせてくれた作品でした。ありがとうございます。
みちのきちにもいつか行ってみたいです。

個人的に気になったのは五月千和加さんが紹介されていた「道をひらく」
渡辺俊介さんが紹介されていた「弱いつながり」です。読んでみようかな。
そしてさらに個人的に陸上の寺田選手が入っていたのが嬉しかったです。國學院大學陸上部で主将だったからかなと思ったらプロフィール紹介でしっかり寺田事件(2011年の箱根駅伝で起きた出来事。話と長くなるので省略)の事が書かれていて笑っちゃいました。監督もいらっしゃいましたね。寺田選手が野村監督の著書を紹介しているのが意外で、でもスポーツを行う上で必要なことは共通するものがあるのかもしれないなとも思いました。

<弘文堂 2018.4>H30.7.8読了