司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)
著者:大橋崇行
勉誠出版(2018-04-30)
販売元:Amazon.co.jp

大学の司書課程を新たに受講する人は、毎年1万人ほどいると言われている。しかし、そこで使われている教科書の内容や授業で講義されていることは非常に専門的なものが多く実際に司書がどのような仕事をおこなっているのか、なかなか想像するのは難しいのではないか……。
本書では、実際に司書として働いている方を監修に迎え、各地の図書館司書の方々からも話を聞きながら、司書課程で勉強したいと思っている高校生、大学生、社会人や、司書という仕事に興味を持っている方に向けて、司書の仕事をストーリー形式でわかりやすく伝える1冊。
(あらすじ)
味岡市立図書館に、新人司書として採用された稲嶺双葉(いなみねふたば)。
そこで待っていたのは、蔵書目録の作成や、本の受け入れ作業、イベント企画……と、次々に押し寄せてくる「司書のお仕事」だった。
双葉は、先輩司書の花崎智香(はなさきともか)や、山下麻美(やましたあさみ)の助言を受けながら、一人前の司書として成長していくことになる。

小説仕立てで図書館司書の仕事が分かる本です。
「夜明けの図書館」を思い出しました。でもこちらはしっかりと監修の方が付いています!これ大事!
図書館関係の本を今までたくさん読みましたけど、この本は本当に分かりやすくて面白かったです。専門用語がたくさん出てきますが、ちゃんと解説が書かれているからすぐに理解できます。
小説風なのでちょっとミステリっぽいのも面白かったです。山下さんの恩師の話は感動しました。
図書館司書になりたいと私も高校生の時に友人に言ったことがあるのですが「いいよね、カウンターに座っていくらでも本を読んでいられるもんね」と言われてカチンと来たことがあります^^;いやいやいや、あなた図書館行ったことないでしょ?って言いたくなりましたよね。
双葉が司書になりたいと思ったきっかけ。良いなぁ、そういう図書館との出会いがあって。「図書館の主」の御子柴さんもそうだけど、そういう出会いに憧れます。
私はその司書側になりたいな。なれたらいいな。

<勉誠出版 2018.4>H30.5.30読了