食堂メッシタ食堂メッシタ
著者:山口恵以子
角川春樹事務所(2018-04-12)
販売元:Amazon.co.jp

目黒にある小さなイタリアン「食堂メッシタ」。満希が、ひとりで切り盛りする超人気店。
ライターの笙子は、母親を震災で亡くして意気消沈していた折に、偶然「食堂メッシタ」の心と体に染みいる美味しい料理に出会い、元気を取り戻した。それ以来の常連客だ。
そんな、満希が、お店を閉めるという――イタリア料理を愛する人々の幸福な時間と
人生を描いた書き下ろし長篇小説。

この作品、実在する方々がモデルになっていたんですね…。感想を書こうとしているまさに今知りました^^;「食堂のおばちゃん3」を読むと「メッシタ」が登場しているらしいのですが、まだそちらは読んでおらず、こちらの方が先に読んでしまいました。
実話が元になっていると分かればまた感じ方も変わってきます。小柄な可愛い女性が大きな情熱を持ってイタリアに渡り、修行を積み、日本に戻って更に修業し、自分のお店を持つまでになる。その長い長い歴史がこの1冊に詰まっています。1冊じゃもったいない無いくらい^^;満希は素敵な女性でした。何もかもが真っ直ぐでブレが無くて、本当に一生懸命。ここまで情熱を注げるものがあるなんて、正直とても羨ましいです。
現在モデルになったお店は完全紹介制になっているらしいです。
行ってみたいけど、多分無理ですね^^;残念。

<角川春樹事務所 2018.4>H30.5.29読了