![(P[む]1-7)コンビニたそがれ堂 空の童話 (ポプラ文庫ピュアフル)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41F9nYYQ%2BsL._SL160_.jpg)
著者:村山 早紀
ポプラ社(2013-01-04)
販売元:Amazon.co.jp
本当にほしいものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回はその昔小さな出版社から刊行された幻の児童書『空の童話』をめぐって、優秀な兄に追いつこうと頑張ってきた若い漫画家の物語、なぜかおやゆび姫を育てることになった編集者の物語、閉店が決まった老舗の書店の書店員と謎めいたお客様たちの物語、そして老いた医師が語る遠い日の夜桜の物語の四作を収録。感動の声が続々寄せられる大人気シリーズ、待望の第四弾。
そういえば最近このシリーズを読んでいなかったなと思って久しぶりに手に取りました。
このシリーズは読んでいて、何だか擦れていた自分の心を潤してくれるようです。出てくる人たちがみんな優しい。自分の事よりも人の事を考えてる。私もそうありたいです。
今回は4編とも「空の童話」という物語が登場し、キーとなっています。面白いですね。
「追いつけない」お兄さんを助けようと何度も夢の中でお兄さんを追いかける航。切なかったです。5歳年上の何でもできる兄貴。兄弟って良いなと感じた作品でした。
「おやゆび姫」不思議なお話でした。実際に親指姫を育てる!?それでも2人の生活は素敵でした。織子はとても魅力的な女性でした。干物女とか言うのは早いです^m^
「空の童話」書店員さんと闇の秘密結社の人と宇宙人の話。ちょっと変わったお話でしたけど、みんな優しくて温かかったです。
「エンディング〜花明りの夜に」ずるい!ずるいよー!私はまだ村山さんの作品は全然読めてないんです。なのに色々リンクさせてるなんて〜!ほかの作品も読んでリンクを見つけなければ!←
女医さんの昔話、感動しました。妹さんはきっとお姉さんを誇りに思っていると思います。
<ポプラ社 2013.1>H30.3.28読了