にっぽんの履歴書にっぽんの履歴書
著者:門井 慶喜
文藝春秋(2018-01-29)
販売元:Amazon.co.jp

新直木賞作家が平成の終わりに考えた「この国のかたち」。
・元号は平ったく言えば天変地異の占いの道具だった
・植民地経営に乗り出した戦前の日本はお人よしだった?
・宮沢賢治と夏目漱石の文体の「秘密」
・「艦これ」の隆盛を司馬遼太郎が予言していた!?
・新聞はほろびたという議論は明治時代からあった
・刀は物体、剣は精神である
・女工哀史は本当に「哀」なのか
・人口減少で「邪悪な正義」も減る ほか、 全50篇。
フェイクでもヘイトでもない。この国の豊かな歴史にふれる渾身の歴史エッセイ集。

門井さんって本名だったんですねぇ…。慶喜って名前はやはり徳川慶喜を思い浮かべてしまいます。だからか徳川慶喜の事が何度か登場しましたね。30代から長い余生を過ごし、様々な趣味を持ち、明治を通り越して大正まで生きたということは何となく知っていましたが、門井さんは徳川慶喜への愛情すらも感じました^^
その他にも歴史に関することが書かれています。
門井さんって歴史ものの小説を書かれていますが、そういえば私は読んだことがありませんでした^^;歴史もの以外は数冊読んでいるのですが。こちらのエッセイが歴史の入門編のようでした。入り込みやすかったですし、面白かったです。
これを機に門井さんの歴史小説も手に取って見ようかな。

<文芸春秋 2018.1>H30.3.15読了