
著者:小路 幸也
河出書房新社(2017-10-26)
販売元:Amazon.co.jp
天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。
花歌、花子、うた、またその3人を取り巻く人たちの想いが順番に綴られています。
人気ミュージシャンだった父、ハルオがいなくなって9年。17歳になった花歌は友人の睦美や凌一に促され、曲を作り歌うことになる。その歌声は父ハルオの血を受け継ぎ、人を魅了するものだった。
毎度のことながら周りの人たちは優しくて温かくて色々才能があって、うらやましい限りです(笑)
ハルオが9年も姿を消していた最初の部分は何となくわかりましたが、特に7年間の空白が気になりました。それに現在の状態も一緒に住んでいる人の事も細かくは分からなかったので若干消化不良だったのが残念。
それでも最後の親子の姿は良いですね。お友達との関係もとても素敵で、小さい頃からの幼馴染がいない私にとっては羨ましい限りでした^^;
<河出書房新社 2017.10>H29.12.28読了