ホワイトラビットホワイトラビット
著者:伊坂 幸太郎
新潮社(2017-09-22)
販売元:Amazon.co.jp

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。

面白かったです!いやーこれは伊坂作品の真骨頂ですね。
時系列!どうなってるの!?と若干混乱しながらも面白くて読む手が止まりませんでした。まさかの黒澤も登場するしなかなかにピンチなのかと思いきややっぱりいつもの黒澤で、かっこよかったです。
この時系列に惑わされたりいろんな人間関係が交錯しているところは「ラッシュライフ」を思い出しましたねー。白兎事件の全貌は本当に難解。人質立てこもり事件に関しても本当に入り組んでる。だから面白い。
こういう作品を書かせたらピカイチですね。面白かったです。

<新潮社 2017.6>H29.11.16読了