風と共にゆとりぬ風と共にゆとりぬ
著者:朝井 リョウ
文藝春秋(2017-06-30)
販売元:Amazon.co.jp

ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2015 1位!(エッセイノンフィクション部門)
『時をかけるゆとり』に続く、待望の第二弾。
「別冊文藝春秋」「日本経済新聞 プロムナード」掲載分に大量の書き下ろしを加え、計500枚の大ボリュームでおくる傑作エッセイ集!
・レンタル彼氏との騙し合い対決
・担当税理士の結婚式にて炸裂させた渾身の余興
・初めてのホームステイにてマル秘パンデミック勃発
・ファッションセンス完全外注の経緯
・特別収録!痔瘻の発症、手術、入院――著者の肛門にまつわるすべてをしたためた100枚超の手記「肛門記」……
読んで得るもの特にナシ!! 立派な感想文なんて書けっこない、ひたすら楽しいだけの読書体験をあなたに。

朝井さんのエッセイ第2弾。
以前出した時に比べて専業作家になったからかテレビの露出も増えて面白おかしい人だということはもう分かってはいますが←本当に面白くて面白くて、失礼ながらバカじゃなかろうかこの人…とまでたまに思いました(多分褒めている)
しをんさんのエッセイを思い出しました。しをんさんの男性版エッセイみたいな。これも褒めているのですが何だかうまく伝わらない^^;
エッセイで声を出して笑ったのはそれこそしをんさん以来かも。
いやーホント朝井さん面白いですね。ネガティブなのかポジティブなのか全然わからない。謎!謎過ぎて友達になりたい。
まず税理士さんとの結婚式の余興の意味が分からない。柚木さんまでどうした。
バレーボールのくだりもなぜそこまで群がろうとする…一人でもいいじゃん…とまで思った…。そして「私本をめっちゃ読む!」と言った人は本当にめっちゃ読むのだろうかという疑問…本を読む人って自分で本を読むって言わないと思う(私の知ってる人限定だが)伊坂幸太郎さんと有川浩さんしか読まないならめっちゃじゃないよね。とツッコミ。でも私も趣味は読書と言ってどんな作家さん読んでるのとか好きなの?と聞かれるとみんな知ってそうなラインナップを言うけど。気を遣って。だってあまり聞いたことない作家さんのこと言ったら聞いといて興味なさそうになるでしょ、知ってる←
そして朝井さんの「肛門記」いやー笑っちゃいけないけど笑いました。痔だというのは風邪の噂で聞いたことはありましたがまたずいぶん重症化していたのですね…。
ページめくった途端の文字に一人部屋で笑ってしまいました。いや、笑い事ではないんですけど。無事で何よりです。

<文芸春秋 2017.6>H29.10.26読了