
著者:小路 幸也
集英社(2017-04-26)
販売元:Amazon.co.jp
老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの番外長編。堀田家の知られざる歴史が明らかに!
日本にロックの風が吹き始めた昭和40年代。
若き日の堀田我南人の青春、そして運命の女性・秋実の出会い――
ある日のコンサート帰り、我南人はある女子高生と出会った。名は秋実。
彼女は歌手として活躍している親友・桐子の窮地を救うため、ひそかに東京に来たとのこと。話を聞いた我南人と古書店〈東京バンドワゴン〉のメンバーは、彼女たちのためにひと肌脱ぐが、思いもよらぬ大騒動に発展し……?
東京バンドワゴンシリーズ最新刊。今回は番外編だったんですね。
我南人と秋実の出会い編!こういうことだったんですねー。
まさに運命的な出会いだったんですねぇ。
秋実が幼馴染の桐子を救うためにしたこと、秋実を囲んだ人たち、助けた我南人たち、なんだかみんな繋がっていて、運命ってこういう時に使う言葉だなと思いました。
芸能界を揺るがす大きな事件が起きるわけですけど、一体どうするんだろうと思ったらそういうことしちゃいますか。流石我南人ですね、若くてもやってることが変わらない^^;
40代くらいの勘一じーちゃんとサチさんに会えたことも嬉しかったです。この頃からみんなに慕われてたくさんの人と一緒に暮らしていたんですね。
LOVEだねぇ。の口癖もここから始まったんですね。秋実さんの最後の言葉が何だかとても嬉しそうで可愛い。
ただ、最後紺と藍子が出てきて、青はいなくてそりゃいないよな…そして…って若干暗くもなったのでした^^;我南人は良くも悪くも真っ直ぐな人なんだろうなぁ。そしてそんな我南人を好きになってしまったんだから、しょうがないよね…。
<集英社 2017.4>H29.8.29読了