横濱エトランゼ横濱エトランゼ
著者:大崎 梢
講談社(2017-06-14)
販売元:Amazon.co.jp

高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌「ハマペコ」編集部でアルバイト中。初恋の相手、善正と働きたかったからだ。用事で元町の洋装店へ行った千紗は、そこのマダムが以前あった元町百段をよく利用していたと聞く。けれども善正によると元町百段は、マダムが生まれる前に崩壊したという。マダムは幻を見ていた?それともわざと嘘をついた?「元町ロンリネス」「山手ラビリンス」など珠玉の連作短編集。

タウン誌はよく見かけますけど、その内側を知ろうと思ったことはなかったかもしれません。いろんな情報を捜して調べなきゃいけないから大変ですよね。
千紗が関わる様々な出来事、なかなか難しかったです。千紗は頭のいい子ですね。
そんな千紗が小さなころから抱いている恋心。なかなか切ない恋ですね。
よっちゃんに話しかける感じが若さを感じますが、まっすぐでいいんじゃないでしょうか。
きっとまだ妹にしか思われていないと思うけど、お互いに広い世界を見たらお互いの想いもまた変わっていくんじゃないかななんて、偉そうにも思ったりして。
横浜は何度か行ったことがありますが、歴史に触れた観光はしたことがなかったです。
今回千紗と一緒に歴史を勉強しているような気分でした。
今度横浜へ行った時には色々見て回ってみよう。

<講談社 2017.6>H29.8.28読了