リケジョ探偵の謎解きラボ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)リケジョ探偵の謎解きラボ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
著者:喜多 喜久
宝島社(2017-05-09)
販売元:Amazon.co.jp

保険調査員の仕事は、死亡事故の発生に際し、保険会社から支払われる保険金に関して被保険者側に問題がないか調査・報告すること。
保険調査会社《懇誠リサーチ》の江崎に回ってくるのは、大学教授の密室での突然死や、田舎町の海岸でのサラリーマンの溺死など、不審死ばかり。
その「死」は果たして、自然死か他殺か――。
そんなとき、江崎は意中の人でiPS細胞の研究者・友永久理子に相談を持ちかける。研究最優先、男は後回し――
熱血女性科学者・理系女子のリケジョ探偵が、「死」にまつわる謎を解く! 『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。

「小さな殺し屋」教授の死の真相。少し化学が絡んでいてなるほどと思いました。リケジョ探偵だからこそ解けた謎なのかもしれないですね。にしても奥さん、男を見る目が無さ過ぎますねー
「亡霊に殺された女」夫婦だからってなんでも話すべきとは思わないけど、この夫婦は話さなすぎだったんじゃないかなぁ。悲しい結末でしたね。
「海に棲む孔雀」読み始めた1ページ目でこの事件となるキーが分かってしまって^^;でも真相にはビックリ。こちらも切ないお話でした。
「家族の形」介護に追われる家族たち。こちらも悲しい話でした。でも、息子さんがしっかりしていたからその点は少し安心かな。
にしても江崎君と久理子さんは最後いつのまにこんならぶらぶに…。

<宝島社 2017.5>H29.8.14読了