花咲小路三丁目のナイト花咲小路三丁目のナイト
著者:小路 幸也
ポプラ社(2016-12-05)
販売元:Amazon.co.jp

眠れない人も、まだ眠りたくない人も、どうぞ。
ここなら朝までやってます。(でも眠くなったら閉店)
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる花咲小路商店街。今回の舞台は商店街唯一の深夜営業店<喫茶ナイト>。すっかり夜ならではの相談所になっている店を手伝いながら、その相談事を店主の仁太が突拍子もない方法で何とかする様子を、居候の甥っ子・望が語っていく。
前三巻でおなじみの人物も多数登場!
ますます楽しい花咲小路シリーズ第四弾。

シリーズ第四弾ですか〜。こちらのシリーズも続きましたね。この商店街に住む人たちが温かくて優しくて、毎回読んでいて穏やかな気持ちになります。でも、その穏やかさの中にはいろんな過去を持った人たちがたくさんいて、だからこそ生まれる穏やかさなのかなぁと思ったりして。
今回の舞台は喫茶店。良いなぁ〜こんな喫茶店があったら私毎日通うのになぁ。
話の内容は同じシリーズの2冊目「花咲小路一丁目の刑事」と同じような感じかな。困ったことがあったら相談に乗ります。っていう。
内容に関しては本当にいろんなことがあるのだけど、結構ドロドロしている…になりそうなことでも仁太さんの手にかかればさらっと解決してしまう。何だか魔法がかかっているような感じでしたね〜。
最後も一体どうなるんだろうと思ったのだけどまるっと上手いこと解決!スバラシイ!^^それでも仁太さんの過去が分かって、仁太さんが去ることになってしまってちょっと寂しかったかな。喫茶ナイトで相談事が出来なくなっちゃうじゃないか。それが少し残念。
今回は今までのシリーズで出てきた人たちがたくさん登場しましたね〜。記事を読み返していたら1番最初に出た作品で望の友人の克己と北斗は21歳だったようなので、3年の月日が流れているって言うことなのかな。まあ、克己には子供が出来ましたし、周りもたくさん結婚しているようですし月日が流れていないとおかしいか。
望が前の職場で受けたことはなんとなく予想が着きますけど、最近現実にそういう会社にいて自殺してしまった人のニュースがあったりしたから、色々考えてしまいました。
このシリーズはまだ続くのかなぁ。何丁目まであるのか分からないけど、お店はまだまだたくさんあるから被っちゃっても続編が出てほしいなぁと思っています。

<ポプラ社 2016.12>H29.2.12読了