路地裏のほたる食堂 (講談社タイガ)路地裏のほたる食堂 (講談社タイガ)
著者:大沼 紀子
講談社(2016-11-17)
販売元:Amazon.co.jp

「あんたの秘密。聞かせてくれたら、金はいらない」
お腹を空かせた高校生が甘酸っぱい匂いに誘われて暖簾をくぐったのは、屋台の料理店「ほたる食堂」。風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業するこの店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること……。
彼が語り始めた“秘密”とは? 闇夜にまぎれるように佇む路地裏の食堂を舞台に、足りない何かを満たしてくれる優しい物語。

タイトルからこの食堂に来たお客さんたちの諸々の悩みとか解決する連作短編集なのかなと思ったら違いましたね^^;
冒頭で食堂の店主と高校生らしき子が出てきて会話してるなーと思ったら全く違う子目線になったので戸惑いました。そして連作短編集なのかと思ったら大きな一つの物語でしたね。
冒頭と本編の内容が全く異なるので何だかもったいないなぁと思いました。どちらも内容が重たくて濃いからどっちかにすればよかったんじゃないかなぁ。
本編の話は主人公の亘は教育実習のため田舎に帰ってきた。そこで幼馴染の結衣と再会し、猫缶事件に巻き込まれていく。
この事件がなかなか重たい感じで2人がずっと気にしている幼馴染のクロエという人物についても考えていくことになります。「たった5センチで人生が変わった」亘とクロエ。2人はなんとなくはみ出し者でいじめられていた2人。そこに周りになじめない結衣も加わり、3人はいつも一緒にいた。でも、ある日を境に2人はクロエを避けるようになり、そして長い月日が経った。
亘はなんとなく事なかれ主義な気がしていたんですけど、結構熱血な良い奴でしたね^^
単位のためのような感じで実習に来ていましたが私も亘は先生に向いてるんじゃないかなと思いました。
いつかどこかで再会できるといいな。そして冒頭とエピローグのみで話されている謎…
気になりました。

<講談社2016.11>H29.2.7読了