崇徳院を追いかけて (創元推理文庫)崇徳院を追いかけて (創元推理文庫)
著者:鯨 統一郎
東京創元社(2016-07-21)
販売元:Amazon.co.jp

星城大学の研究者早乙女静香は宮田六郎と京都へ旅することになり、かねて興味を抱いていた崇徳院について調べようとする。その矢先、宮田の知人である京都在住のジャーナリストが失踪、静香を敵視していた歴史学者が遺体となって崇徳院ゆかりの白峯神宮で見つかるなど、二人と接点を持つ人物が奇禍に遭う。そして知り合ったばかりの社長令嬢も……。警察に疑惑の目を向けられながら事件を解明すべく奔走する宮田と静香。歴史上の謎に通じるその真相とは?

タイトルが気になって購入しました。
大河ドラマの「平清盛」を見ていたので、人間関係も分かったし崇徳院の呪詛に関しても知っていたので読んでいて面白かったです。そしてその歴史上の人たちが大河の俳優さんたちで脳内が構成されていてさらに懐かしく分かりやすく^^
事件に関しては現代のことなんですけど、そこは鯨さんお得意の歴史上のことと上手く絡めていましたね〜。
崇徳院と西行のことを改めて勉強した気がします。
最後には鯨さんお得意の(2回目)新解釈が登場して、こじつけのような気がするしこういう真相があったら面白いなと思いますし、やっぱり鯨さんは凄いなと思いました。
白峯神宮に行ってみたくなりました。

<東京創元社 2016.7>H29.1.28読了