
著者:古内 一絵
中央公論新社(2015-11-21)
販売元:Amazon.co.jp
オススメ!
ある町に元超エリートのイケメン、そして今はドラァグクイーンのシャールが営むお店がある。様々な悩みを持つ客に、シャールが饗する料理とは?
タイトルが気になって手に取りました。読んでよかった!
シャールさんが作る料理がどれも美味しそうで癒されそうで元気になりそうで、私も食べに行きたいと思いました。落ち込んでいる時に行ったら、シャールさんが優しい言葉をかけてくれそう。側にいてくれるだけで良い。行きたいなー。
この作品は4作からなる連作短編集。主人公はそれぞれ違い「春のキャセロール」は広告代理店に勤める城之崎塔子、「金のお米パン」はシャールの同窓生で中学教師の柳田、「世界で一番女王なサラダ」は雑誌記者のさくら、「大晦日のアドベントスープ」はシャールを尊敬しているジャダ。
それぞれ生き方が不器用ででも一生懸命で真っ直ぐな人たちばかり。少し心や体が疲れたとき、マカン・マランへ行きシャールの優しい食事を食べる。皆少し元気になって前を向いていく姿に私も元気づけられました。
続編もあるみたいなので読んでみようと思います。
<中央公論新社 2015.11>H29.1.16読了
一生懸命だけど、不器用で弱ってしまった人たちの心をそっと癒してくれるシャールさん、いいですね〜料理も身体によさそうで、本当美味しそうでした。
続編も楽しみに読みたいと思います。