アルパカ探偵、街を行く (幻冬舎文庫)アルパカ探偵、街を行く (幻冬舎文庫)
著者:喜多 喜久
幻冬舎(2016-04-12)
販売元:Amazon.co.jp

愛していた者の狎諺阿糧詭瓩鮹里辰討靴泙辰浸、人は悲しき闇に放り込まれる。夫が女性と写る写真を見つけ、過去を悔やみ始めた未亡人。死んだ娘の日記を読んで、親の知らない猜未隆薛瓩鮹気卦瓩瓩詆磧宗宗K瓦人の声を聴くことはできないが、この街では、涙にくれる人の前にアルパカが現れ、真実の扉を開けてくれる。心温まる癒し系ミステリ。

アルパカ探偵とは何ぞやと思いましたが、本当にタイトルと装丁まんまのアルパカの探偵が現れるという^^;まあそのカラクリ(?)は最後に明らかになるのですが。
5編からなる連作短編集です。出てくる人たちは異なりますがこの場所が比久奈市という場所は一緒で同じような場所が登場します。
「アルパカ探偵、聖夜の幽霊を弔う」
プロ野球選手だった父親が既に亡くなっているクリスマスイブに娘の葵にテディベアをプレゼントしていた。葵が見た父親は幽霊だったのか。
この出来事の真相も良かったけど、葵と一緒に謎解きをしたお友達の雛子の存在が良かったなぁ。最後の2人が可愛くて好きでした。
「アルパカ探偵、奇跡の猫を愛でる」
ずっと家の中で飼っていた猫コユキがなぜか外に出たがっており、逃げ出してしまった。圭吾は行方不明になったコユキを捜し、とある病院で見つける。しかしその猫は自分の猫だという女子高生が現れる。だが、コユキは目の色がピンクと青の珍しい猫だったため、違うとは思えなかった。
真相はありがちな感じだったけど、面白かった。2人の今後が気になるところ。
「アルパカ探偵、少年たちの絆を守る」
速斗はクラスメートたちと探偵クラブを結成し、夏休みにナンバープレートの落書きについて調べることになった。聞き込みを続ける中、速斗の父親がかつて船の事故で亡くなっていることを知った年下の駿は何か思い悩むようになる。
なんだよー!少年たち可愛すぎだよー!みんながお互いの事を考えて想い合っていて、友情って素敵!と感動した作品でした^^
「アルパカ探偵、夫婦の絆を照らし出す」
あらすじにお話の内容が書かれているので割愛しますが、そんな長年連れ添っていて旦那さんが嫌だなんて思っていたわけないじゃないって思いましたけど、本人から見たら重大な問題だったんですよね。色々調べて旦那さんの想いが分かって良かったです。お孫さんもいい子でしたね。
「アルパカ探偵、少女の想いを読み解く」
こちらもお話の内容は割愛しますけど、親も奥さんもさらに娘もガンで亡くすなんて主人公が可哀想すぎてしょうがなかったです。でも、ちゃんと春香に想いは伝わったんじゃないかな。切なすぎたけど…。

<幻冬舎 2016.4>H28.12.6読了