オークブリッジ邸の笑わない貴婦人: 新人メイドと秘密の写真 (新潮文庫nex)オークブリッジ邸の笑わない貴婦人: 新人メイドと秘密の写真 (新潮文庫nex)
著者:太田 紫織
新潮社(2015-08-28)
販売元:Amazon.co.jp

愛川鈴佳、21歳。明日から、十九世紀に行ってきます。「完璧なヴィクトリアンメイド募集」――派遣家政婦・愛川鈴佳に舞い込んだ風変りな依頼は、老婦人の生涯の夢のお手伝い。旭川近郊の美しい町に十九世紀英国を再現したお屋敷で、鈴佳は「メイドのアイリーン」になった。気難しい奥様の注文に、執事のユーリや料理人ミセス・ウィスタリア、農家のスミス夫人たちと応えるうち、新人メイドは奥様の秘密に触れ……。

てっきりタイムスリップものだと思ったのですが、そういうのではなかったんですね。
こういう生活、ご主人様としてだったら楽しいかもしれないけど、働くと考えたら大変そうですねぇ。
アイリーンは忠実にちゃんと働いていて偉いなぁと思いましたが。
でも、タイトルにもある秘密の写真に対してあそこまでやるのはやりすぎだなと思ったり、その後に奥様に話したこととか、そこまでの信頼関係を二人は築いていたかなぁとちょっと疑問に思ってしまった。
この生活だって、少しでも掛け違っていたらコメディになっちゃいますよね。
こういう設定、よく思いついたなぁとか、何だか本編と違うところばっかり気になってしまいました^^;
サブタイトルがついているくらいだから、続編が出るのかなぁと思ったら、もうすでに出ているみたいですね。

<新潮社 2015.8>H28.10.27読了