わたしの容れものわたしの容れもの
著者:角田 光代
幻冬舎(2016-05-26)
販売元:Amazon.co.jp

老いの兆しは、悲しいはずなのに、嬉々として話してしまうのはなぜだろう?減らない体重も、ひどくなる二日酔いも、乾燥する肌も…それは、劣った自分ではなく、新しい自分。変わる、というのは、実際はちょっとおもしろいことなのだ。「変わりゆくカラダ」を好奇心たっぷりに綴る。

等身大の角田さんの身体に関するあれこれが書かれているエッセイです。
角田さんの考え方素敵ですね。年を取るということを流れに任せているような感じ。まだまだ私は若いんだ!と抗っていない感じが良いです。
といっても私はまだ30代前半なので^m^お前が言うなという感じでしょうけども。
角田さんが年を取ったら感じるだろうと思っていたあれこれは私もそうなるんだろうなぁとビクついていたところもあったのですが、この本を読んだらそれも悪くないのかなぁなんてことも思ったりしました。
老いというのは衰えというのに比例するのだろうけど、それでもその自分の変化を楽しむくらいに感じようとするのは素敵だなと思います。
私はまだ年を取ったなぁと思うことはないけど、40代の半ば過ぎくらいからは同じように感じるのかな。そう思うのが楽しみだったりします。
それにしても角田さんは30代以降随分アクティブになったんですねー。
ボクシングを始めたりフルマラソンに挑戦したり。
角田さんはマラソンは歳を取ったら走ろうと思えてくると言っていましたけど、私は小学生から28歳くらいまで走っていましたが、逆に今は全然走りたくないです^m^もう少し年を重ねたらまた走りたいと思うようになるのかなー。もういいかなーめんどくさいから←

<幻冬舎 2016.5>H28.10.21読了