芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
著者:中野京子
集英社(2011-07-20)
販売元:Amazon.co.jp

19世紀前半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の想いを胸に秘め、創作活動に没頭する彼らを持ち受ける過酷な運命とは…。『結婚行進曲』や『醜いあひるの子』など、不朽の名作を生み出した芸術家たちの知られざる一面に、『怖い絵』シリーズの著者が迫る。

以前読んだ中野さんの著作の後ろにこの本が紹介されていて、タイトルに惹かれて読みました。小説のようでしたけど、史実なんですよね。
メンデルスゾーンとアンデルセンが関わりがあったとは知りませんでした。そして二人を結び付けたジェニー・リンドという歌姫も初めて聞きました。
メンデルスゾーンは短い人生だったんですね。最期も悲しい。絶対に過労死でしょうけど、他にも何か病気があったんでしょうかね…。
アンデルセンは子ども時代は貧困だったかもしれませんが全体的にはめぐまれていたのかなと思いました。自分の考えの赴くままに行動して勝手に自由に行動してて、楽しそうでしたね←ジェニーが不憫でなりませんでしたよ。
それぞれの生い立ちも細かく書かれていて勉強になりましたし、面白かったです。

<集英社 2011.7>H28.10.20読了