
著者:小路 幸也
集英社(2016-04-26)
販売元:Amazon.co.jp
老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの最新作。
医者を目指して勉強を続けてきた花陽がいよいよ受験シーズンに突入。研人は高校生活を送りながら音楽の道に邁進中。さらに、お店に遠方から招かれざる客がやってきて、ひょんなことからシリーズ初の「海外旅行」も実現! ?
今回も「LOVEだねえ」の決めゼリフとともに、読み逃せない熱いエピソードが満載。ファン待望の第11弾。
「春 花も嵐も実の生る方へ」堀田家が持つ「呪いの目録」を探る人が現れたと同業者から聞いた勘一たち。堀田家の周りに不穏な空気が漂うのか。と思いましたけど、やっぱりそこまでは行かなかったですね^^いろんな人たちがいろんな人たちのことを心配して想ってだから起きた騒動。丸く収まってよかった。
「夏 チャーリング・ロング街の夜は更けて」マードックが慌てて堀田家にやってきた。東京バンドワゴンに所蔵されている「コンフェッション」という本をイギリスの秘密情報部が狙っているとマードックの友人が教えてくれたらしい。国を敵に回して一体どうなる?と思いましたけど、意外と大規模にはなりませんでしたね^m^勘一じーちゃんのフットワークの軽さにはビックリです。
「秋 本を継ぐもの味なもの」研人と紺、そしてサチはかんなと鈴花に呼ばれ、友達のおばあちゃんの家に幽霊が出るから助けてほしいと頼んできます。
いやー…これ凄い話ですよ←かんなちゃんと鈴花ちゃんが考えていたんだとしたらこの2人は将来どうなっちゃうんでしょうか^^;魔性の女たちになりそうですね^m^まあ、諸々解決して良かった。
「冬 ザ・ロング・アンド・ワインディングロード」いよいよ花陽の受験のことかなと思いましたけど、違いましたね。研人は強い子ですねー。確かにね、目立っちゃうと排除しようとする人が出てくるからしょうがないといえばしょうがないけど、今のいじめは陰湿ですからねー。それを払しょくしようとしている姿はかっこよかったです。
そして花陽は将来医師になる身として最初の試練がありましたね。私が言う事ではないですけど、きっと正解はないんだと思いました。本人がどう生きたいかが大切なんじゃないのかな。花陽はきっといいお医者さんになりますね^^
また来年ですね。来年こそ花陽のことが出てくるかな。
それにしてもふじしまんと花陽はいつかどうにかなるのかなと思ったんですけど、ならなそうですね。ふじしまんはどこまでも凄い奴ですね。ある意味変態←だからお嫁さん出来ないのかなー(余計なお世話)
<集英社 2016.4>H28.9.27読了
そして、研人。かーっ、すっかりオトコになっちゃってーっ!と、おばちゃん目線は相変わらずでした(笑)
それにしても、花陽ちゃんとふじしまんは残念でしたね。すっごく期待してたんですけど^_^;でも、お陰で花陽ちゃんの学費の心配がなくなったのは良かったなぁと思いました。