夢の守り人 (新潮文庫)夢の守り人 (新潮文庫)
著者:上橋 菜穂子
新潮社(2007-12-21)
販売元:Amazon.co.jp

人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。

2冊目に続けて3冊目を読みました。
今回は夢の話。タンダを助けるためにバルサが再び命を懸けます。
現実が辛いと、逃げたくなりますよね。眠っている時の夢が心地よかったら、そのままいたくもなります。
でもそれでも、現実で生きていかなければならない。それに、生きていれば、良いこともあるんですよね。
チャグムとの久々の再会も読んでいてこちらまで感動しました。
チャグムは成長していたけど、でも子供の部分もあって。また少し危うい部分もあるなと思いましたけどでも、再びバルサたちと会ったことでまた変わったでしょうねー。
また逢える時を楽しみにしています。
今回はタンダが大活躍でしたね。…いや、大活躍…じゃないかなぁ^^;
バルサとタンダの絆を感じました。
2人は何だろうなぁ。もう愛情とかそういう簡単な言葉じゃ足りないですよね。
2人にどうにかなってほしいんだけど、ならないんだろうな。
次も楽しみです。今更ながらはまってます。

<新潮社 2007.12
 偕成社 2000.5>H28.8.17読了