
著者:円居 挽
新潮社(2015-03-28)
販売元:Amazon.co.jp
学園裁判。暗号。密室。謎vs論理の青春ミステリ。剣峰成は退屈していた。都内屈指の進学校にもかかわらず、クラスメイトは凡庸な生徒ばかり。目指す高みには到底たどり着けそうにない……。そんな成の前に現れた少女、太刀杜からん。彼女との出会いをきっかけに、成は鷹司高校の真の姿を目の当たりにする。論理と論理をぶつけ合う学園裁判。殺人と暗号。連続密室爆破事件と犯人。若き才能が放つ、青春×本格ミステリの新機軸。
探偵学校の独特のルールがよく分からなくて始めは読み進めるのに時間がかかったのですが最終的には面白く読めました。以前読んだキングレオもちょっと登場して、こういうリンクが嬉しいですね。
主人公である剣峰成は恐ろしい男ですね。これからどういう大人に成長していくのでしょうか。まあ、目標となる人が近くにいるから大丈夫なのかな。
心理戦や事件の真相諸々はなるほどと思い引きつけられたのですが、こんな会話するかなぁとか気になるところも所々あってそれが少し残念だったかも。
でもきっとこのシリーズの最初ということで序章なんですよね。
成の推理力はこれからどう展開していくのか楽しみですし、からんとのコンビも気になるところです。
2も予約中なので読むのが楽しみです。
<新潮社 2015.3>H28.4.20読了