
著者:池野 恋
集英社(2015-04-24)
販売元:Amazon.co.jp
江藤蘭世の父・望里は吸血鬼。母・椎羅は狼女。今では怒ると怖〜い椎羅にたじたじの望里だけど、実は2人には種族の違いを超えた知られざる大恋愛の物語があったのです!! 蘭世の結婚秘話番外編を含む、全編描き下ろし!!
【収録作品】江藤蘭世の悶々/あとがきエッセイ
いやー私知らなかったのですよ。「真壁俊の事情」の姉妹本が出ていたなんて!知ってから慌てて購入しました。
お父さんとお母さんの馴れ初め!!いやちょっと素敵すぎやしませんか?
俊と蘭世は確かに幾多の試練を乗り越えての恋愛でしたけど、でもお父さんとお母さんの恋愛もとても可愛くてまっすぐで素敵でした。
そしてシリーズが完結してからだいぶ経っているのに本編との伏線具合が凄いです。
シーラのおばあちゃん、久しぶりに見ました^^
それにお后様と俊を助けてくれたシスターも登場するし、魔界と人間界をつなぐ番人になった過程も分かったし、シーラとお后様が産婦人科で出会ったシーンも出てきたし、モーリが未来人に殺されそうになった時のくだりもしっかり入っていて、池野先生凄すぎる…とびっくりしました。そりゃ書き終ったら満身創痍になるわ…
読んでいて、こんな純粋な愛を貫いたお父さんとお母さんの子供だからこそ可愛くて純粋でまっすぐな蘭世と鈴世が生まれたんだろうなと思いました。
そして蘭世のお話^^可愛かったなぁ。俊と蘭世のケンカっていつも可愛いですよね^m^蘭世の曜子に対する気持ち、分かるなぁ。だって初めて会った小さい時からずっと好きだったことを知っているんですからねぇ。本当に優しい子。
曜子の涙するシーンは私もちょっとうるっとしました。
曜子も幸せになれることが分かっているから大丈夫だよって言ってあげたいです。
まあ、言わなくてもいいか←最後の俊の行動に悶死しそうになりました^^;
私の1番最初の王子様は真壁君だったんですけど、やっぱり永遠に王子様だ…と思いました^m^
別のコミックスでは開陸と愛良のその後が書かれているようなのですが、そちらは絶版になっているようで…。買えなくてもいいから1度でも読みたいと探しているところです^^;いつか読みたい。
池野先生は本当に大変だと思いますけど、他にも気になる人たちがたくさんいるのですが…できれば書いてくれればうれしいんですけど、でも本当に大変そうなのも分かるので無理強いはしません^m^