
著者:小路 幸也
PHP研究所(2016-01-14)
販売元:Amazon.co.jp
―1981年、札幌。喫茶店“D”でアルバイトをしている大学生・幸平のもとに、東京で働いているはずの姉が「しばらく泊めて」と突然、現れた。幸平は理由を聞き出せないまま、姉との暮らしを始める。一方、“D”では、オーナーと店長が「金と女」のことで衝突。そんな二人を見て、幸平たちは“ある行動”に出た。それは一人の女性を守るためだったが、姉の心にも影響を…。
1981年の札幌が舞台。…なんですが35年前っていう感じがあまりしなかったかな。せっかく昔に設定しているのだから、この時代の背景があっても良かったんじゃないかなと思うのですが…この時代に小路さんは喫茶店で働いていたんですかね。
主人公の幸平はなかなか好青年でしたね。でも確かにここぞという時の力の発揮具合が怖いくらいかも。幸平の将来が楽しみなような不安なような^^;
7年も帰ってきていなかったお姉さんがどうしていきなり帰ってきたのか。私は全然考えていなかったので理由が分かった時、あ、そういう事?とちょっと拍子抜けした感じでした^^;すみません。何かもっとすごいことなんじゃないかと漠然と思っていて。
でも、この一連の出来事のお陰で幸平もお姉さんもそして<D>の人たちも変わっていったんじゃないかなと思います。ここで働いていたら社会に出てもちゃんと働けそう。
学生時代に経験したことって将来も役に立つんですよね。
私自身そう思うし、学生時代にずっとやっていたバイト先で知り合った人たちとは今でも細々とですが交流があります。こうやって人は成長していくんですよね(しみじみ)