倒れるときは前のめり倒れるときは前のめり
著者:有川 浩
KADOKAWA/角川書店(2016-01-27)
販売元:Amazon.co.jp

『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・初のエッセイ集!
日々の生きるつれづれ、創作の裏側、大好きな本や映画、敬愛する人びと、ふるさと高知のことなど、デビュー書籍刊行前から現在までに綴った90本超に、それぞれ振り返りのコメントを書き下ろし。
現在入手困難な「ほっと文庫」に収録された短編「ゆず、香る」と、片想いがテーマの恋愛掌編「彼の本棚」の、小説2編も特別収録。
当代一の人気作家のエッセンスがここに!

有川さん初のエッセイ集だそうですね。意外。でも初めてだからか今までのが物凄く詰まった1冊でした。
1作1作の最後に書かれている今の有川さんの注釈がまた面白いです。
時事ネタあり、好きな本の話、映画の話、そして故郷の高知の話。どれも面白かったです。
好きな本の話は読んでいる本が結構あったので嬉しかったです。万城目さんの「偉大なる、しゅららぼん」に対しての「しゅららぼんってなんだよ!」のツッコミに笑いました^^
以前、ボクらの時代で有川さんと湊さんと万城目さんで対談している放送回がありまして。私の中では神回なのですが小説家という仕事についてを赤裸々に語られていてとても面白かったんです。そんな仲良しな雰囲気がこのエッセイでも垣間見えて嬉しかったです。
あとはやっぱりジャニヲタとしてはシゲ先生の本に触れ、また高評価だったのが嬉しかったですねー。注釈の言葉もうれしかったです。
映画に関しては「変態仮面」について書かれていることにびっくり^m^そしてそこにバカなことを大真面目にやる人が大好きだということに触れ、オカダがひらパー兄さんをやっている事に対して絶賛されていたことが嬉しかったです。更に図書館戦争とひらパーのコラボ企画も褒めていらして^^あんなふざけた感じになっているのに^m^それもうれしかったです。
そして児玉さんとのお話。この間テレビでもおっしゃっていましたが、児玉さんの読書の幅広さにはびっくりでした。私が好きなこの本もあの本も読んでる!と私もうれしくなったことがありました。児玉さんの本のお話を私ももっともっと聞きたかったなぁと読んでいてしんみりしました。有川さん、新刊が出る度にご家族に献本されているんですね。その事にも驚きました。
最後に2編短編小説も収録されていましたね。「ゆず、香る」は入浴剤を探し回って買った記憶があります。もうどこに置いてあるかわからなくて^^;本は大事にとっておいています。そしてもう一編。「彼の本棚」こういう出会い、憧れちゃいます。
「阪急電車」でも似たような2人がいましたよね。あと「耳をすませば」とか。あ〜いいな〜いいな〜←
趣味は読書と言って「凄いね」と言われたことは私もあります。一体何が凄いのか分かりません。ただ好きなことをしているだけなんですけどね。

<角川書店 2016.1>H28.3.15読了