キングレオの冒険キングレオの冒険
著者:円居 挽
文藝春秋(2015-06-20)
販売元:Amazon.co.jp

名探偵キングレオとその助手・大河が挑む、顔なき犯人との知恵比べ。そして勝負は、引退を賭けた探偵バトルへともつれこむ!京都の街で次々起こる“ホームズ譚”見立て殺人事件。

ノンシリーズだと思って読んだのですが少しリンクしているみたいですねー。悔しい←
それもそうですし、全てのタイトルがホームズと絡んでいたんですね。
「赤毛連盟」→「赤影連盟」「踊る人形」→「踊る人魚」「まだらの紐」→「なんたらの紐」「白面の兵士」→「白面の貴公子」「ノーウッドの建築家」→「悩虚堂の偏屈家」
何となくわかったのは「赤毛連盟」だけでしたよ…。
まあ読んでいないのはしょうがないですが元ネタが分からなくても十分楽しめました。トリックのクオリティが高いですね。『クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ 』を読んで他の作品も読んでみたいと思ったのですがこちらも面白かったです。
獅子丸と大河のコンビが良いですね。どうしてこう若い男2人だとこんな萌えるんでしょうか←
各事件の犯人に対して事件のクオリティが高すぎるから黒幕がいるんじゃないかっていうくだりはすんごい昔のドラマ「銀狼怪奇ファイル」を思い出しました^m^いましたよねー黒幕←
どの事件も面白かったです。また獅子丸のキャラクターが突出していますよね。
大河が報われないけどまんざらでもない感じがまた良いです^^続編も期待します。
さ、いい加減「ルヴォワール」シリーズを読まなければ。

<文芸春秋 2015.6>H28.2.24読了