
著者:朝井 リョウ
講談社(2015-11-19)
販売元:Amazon.co.jp
いくら流行っているからといって、経済的にも精神的にも自立した大人が、なぜ一緒に住むのか(第1話「シェアハウさない」)。その人がどれだけ「リア充」であるかを評価する、「コミュニケーション能力促進法」が施行された世界。知子のもとに、一枚の葉書が届く(第2話「リア充裁判」)。親のクレームにより、幼稚園内で、立っている金次郎像が座っているものに変えられた!(第3話「立て!金次郎」)。…そしてすべての謎は、第5話「脇役バトルロワイアル」に集約される。
著者の朝井さんが世にも奇妙な物語が大好きで、自分が作品を作ったらどうなるかと妄想してできた作品らしいですが…。
この後味が悪い感じ!私あの番組はちょっと怖くて苦手で見る時と見ない時とあるんですけど、でもこの短編の数々のラストの感じはあの番組だ!と思いました。
最初の「シェアハウさない」はホラーですよ^^;こわいこわい。
「リア充裁判」は私は絶対に不合格だろうなと思ったし、「立て!金次郎」はもうラストが怖すぎました…。ホラーって意味ではなくて。
そして最後の「脇役バトルロワイアル」…なるほど、こうやってつながってるのかと思いましたけど…これ、許可…得てないですよね^^;何人かの俳優さんが登場しますけど、多少名前を変えてますけどほとんどそのままなので全員の顔と名前が頭の中に浮かびます。また雰囲気が文章を読んでいてもピッタリ。こんなことしそうだなー言いそうだなーみたいな。でも面白かったです。
ここまで書かれているんですから、これは映像化されるんですよね?
第5話はもう完全に出てきた人たちをキャスティングしていただきたい。
<講談社 2015.11>H28.1.7読了
・・・面白かったと言うか、ホントに怖かったですよねぇ。1編目の「シェアハウさない」からゾッとするラストでした。「リア充裁判」は同じく私も不合格だと思われます^_^;こんなのムリムリ!と思いながら読みました。こういう世の中じゃなくてホントに良かった。。。
最後の短編は現実の俳優さんが容易に想像できて、大丈夫なの?と心配になっちゃいました。でも、映像化されたら是非、この配役で作って欲しいですね。