だれもが知ってる小さな国だれもが知ってる小さな国
著者:有川 浩
講談社(2015-10-28)
販売元:Amazon.co.jp

ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。
「トマレ!」
鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――
村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷。

有川さんの書くコロボックルのお話。第2弾です。
そういえば佐藤さとるさんが書かれたコロボックルを読もうと思っていたのにいまだに読んでいませんでした…ごめんなさい。
小中学生向けの作品なのかな。でももちろん大人でも楽しめますし有川さんらしさもありますし、素敵なお話でした。
ヒコとヒメの2人もまっすぐで優しくて可愛かったです。
そしてヒコとヒメとその家族とコロボックルといろんな繋がりがあって何だか幸せな気持ちになりました。
2人ならきっといいはち屋さんになれると思うし、幸せになれそう。いいなぁ。
次が出る時までには佐藤さとるさんのコロボックルのお話を読みたいです。
最後の佐藤さんの手紙も良かったです。

<講談社 2015.10>H27.12.15読了