
著者:小路 幸也
ポプラ社(2015-09-08)
販売元:Amazon.co.jp
元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。今回の主人公は、商店街で「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候することになった十代の女の子。人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが来店して―
花咲小路商店街のシリーズ第三弾。
今回の舞台はお花屋さん。めいちゃんはいったいどんなひどい目に遭ったんだろう・・・こんな素直ないい子が・・・。でも、それをきっかけに花乃子や征や柊がいるこの場所へ来たのはよかったことだったと思います。ほかの人よりも一足早く社会人となって働くことの大変さを知ることができたし。
花乃子さんのとある能力も興味深かったしそこからわかるお客さんのこともどうなるだろうと気になって気になって、やっぱりあっという間に読んでしまいました。
そして素敵な二つの恋模様。
10年という月日は長いですよね。
最後は予想通りだったけど、予想通りになるのも大事だと思いました。
読んでいてとても幸せな気持ちになりました。よかった。
そして今まで出てきた人たちもたくさん出てきてうれしかった〜。
セイさんは相変わらずの英国紳士!素敵です。
こんな商店街が近くにあったら絶対に移り住むのになぁ。
<ポプラ社 2015.9>H27.10.22読了