櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先 (角川文庫)
著者:太田 紫織
KADOKAWA/角川書店(2015-02-25)
販売元:Amazon.co.jp

北海道・旭川の冬。僕・正太郎は、櫻子さんと親しい薔子さんに頼まれて、旭岳にある別荘に行くことに。別荘の持ち主の遺品整理のためだ。驚いたことに、骨と謎にしか興味のないはずの櫻子さんも一緒に。さんざん雪山で遊んで別荘に戻ると、暴風雪のせいで停電がおきてしまう。しかも暖炉の中から、熊の手の骨に紛れて、人間の指の骨が見つかって…(「凍える嘘」)。美しく甘い冬の謎たちを閉じ込めた、大人気キャラミステリ!

このシリーズも長くなってきましたねー。こちらの作品は舞台が旭川なのでご当地ネタがちょいちょい出てきてそこも楽しみの一つです^^
今回は短編集。
第壱骨「Blooby Valentine's Day」なかなか根暗な事件でしたね^^;小さい小さい。本当に好きなら真っ向から勝負すればいいのに。陰険すぎて最後凄く後味が悪かったです。
第弐骨「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」鴻上良い子だけど磯崎先生の言う通り考えすぎだよねーと私も思ってしまいました。櫻子さんが来なければきっとずっと気にしていたんだろうなぁ。そして鴻上は正太郎のことが好きなんだと思っていたのだけど、違うのか。
第参骨「凍える嘘」最後の展開が衝撃すぎて…!びっくりしました。周りは隠していたけど、私はちゃんと伝えたほうが良かったんじゃないかなぁと思う。知ることが出来て受け入れることが出来て良かったです。

<角川書店 2015.2>H27.7.24読了