札幌アンダーソング 間奏曲札幌アンダーソング 間奏曲
著者:小路 幸也
KADOKAWA/角川書店(2015-03-29)
販売元:Amazon.co.jp

北海道は札幌。駆け出し刑事の仲野久が勤務する警察署に、謎の手紙が届いた。「おおきな ゆきたいせきば みっつのうちのひとつに したいをうめた」雪堆積場とは、雪国特有の、排雪した雪を運び溜めておく場所のこと。しかしその手紙だけを頼りに、巨大な雪堆積場を掘り起こすわけにはいかない。捜査が進む中、久の先輩刑事の根来は、被害者とされる男の娘に不審を抱く。「あの娘には、背徳の匂いがする」そして、「変態の専門家」で超絶美少年の志村春に、協力を要請するが…。悪趣味ギリギリ!?けれど読めば必ず癖になる、面白さ間違いなしの最強エンタメミステリ!!

シリーズ第2弾です。これはずっと続く作品なのかな。そんな感じ。
このシリーズは内容が全体的に変態なんですけど←
面白いのは札幌のマニアックな地名が出てくるところです。
後は微妙に名前を変えているけど分かるとか、そういうのが札幌在住の人間としては面白いです。
北斗星銀行・・・だったっけ?の内容は完全に拓殖銀行ですし、発寒とか東苗穂とかおぉ・・・!と思います。
面白かったのは大丸近くにある白い変なオブジェっていう言葉が出てきたのですが、この正式名称を知っている人はいるのだろうかみたいな言葉が出てきたときに吹き出しました。
確かにあそこは待ち合わせ場所にしやすいけど「大丸前の白いとこ」とか「変なオブジェのとこ」とかそんな言い方にしちゃいますよね。正式名称、知りません^m^
内容としては結構悶々とする感じかなー。前回もそうだったけど…スカッとするのは全部を終えたときなのかなー。
多分続編も出ると思うので楽しみに待とうと思います。

<角川書店 2015.3>H27.7.7読了