居酒屋ぼったくり〈3〉居酒屋ぼったくり〈3〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2015-02-26)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第3巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

もう第3弾なんですね。読みました。
季節が反対でしたが^^;今回も楽しく読みました。
居酒屋「ぼったくり」内で起きる常連さんとのあれこれ。読んでいてほっこりしますね。
こういうお店が近くにあったら本当に通っちゃいます。
にしても。言い方がアレですけど、居酒屋さんなのに美音さんは相手の事を気遣いすぎだと思いますよ。料理一つでも常連さんの好みに合わせるなんてホント相当です。要さんが言い方はキツかったですけど「あなたは何様のつもり?」と言ったのは良かったと思います。じゃないと答えのない問いをずっと考え続けなきゃいけないですもん。
常連さんとはいえ、私もそこまで深入りする必要はないと思います。せっかく羽を伸ばしてお店に美味しいご飯を食べに来ているのに気遣いされたら私はちょっと嫌だな…なんて思ってしまうので。
境界線ってやっぱりあると思います。
でもまあ、ウメ婆の言葉もなるほどと思いましたよね。美音はその扉を開けたいんですから。いつか開くときが来るのかな。その時を楽しみに待ちたいと思います。
いつも日本酒のくだりはさっぱりわからない私ですが「澪」というお酒は知っていました。日本酒を知りたいなんて大した飲めないくせに年始に思いまして^^;買おうかなと一瞬考えたお酒でした。でもアルコール度数は高いし量も一人じゃ多いなと思って結局買わなかったのですが。
美音さんがオススメしているなら思い切って買ってみようかな。
次回もきっとありますよね。いい加減要と美音に何かしらの進展がないと困りますよ。

<アルファポリス 2015.2>H27.7.6読了