アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)
著者:ゲイル・キャリガー
早川書房(2012-04-09)
販売元:Amazon.co.jp

異界族と人類が共存するヴィクトリア朝ロンドン。伯爵夫人アレクシアは妊娠八カ月を迎えた。お腹の子の異能を恐れる吸血鬼の執拗な攻撃に、人狼団はある秘策を打つ。そんななか消滅寸前のゴーストが現われ、女王暗殺をほのめかした。凶事を防ぐべく暗中模索の捜査を始めたアレクシアは、やがて夫マコン卿と人狼団にまつわる過去の秘密と出会う―謎解きとユーモアと叙情が贅沢に織りなすスチームパンク冒険奇譚、第四弾。

第4弾まで読みました。あと1冊で終わっちゃうんですね、寂しい…。
にしても。今回はアレクシアは妊婦、しかも臨月で出産間近。
とは思えないほどの働きっぷりです。
ビフィへの気遣いから始まり、大量のハリネズミとの戦いにゴーストから聞いた女王暗殺計画により首謀者は誰か探し回るし、スパイはするしそのお陰で女王暗殺とは関係なかったウールジー人狼団の歴史も知っちゃうし、首謀者を阻止し、狙われている人を守るために動き回るし…いやはや、妊婦だろうが関係ないですね、しかも途中怪我までしてるのに…
そして、ようやく誕生しましたね「チビ迷惑」ちゃん。
でも、生まれてからのチビ迷惑ちゃんの動向が気になってしょうがない…一体この子はどんな運命を背負って生まれてきたのでしょう。次で分かるのかな。
次が最後。楽しんで読みたいなと思います。次の舞台がエジプトってまた興味をそそる。
お父さんのことも、ちゃんと分かるのかなー。

全然関係ないけど最終巻の英語のタイトルが「Timeless」でちょっとぐっときた←
(本当に全然関係ない)

<早川書房 2012.4>H27.6.30読了