探偵・日暮旅人の望む物 (メディアワークス文庫)探偵・日暮旅人の望む物 (メディアワークス文庫)
著者:山口幸三郎
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス(2015-01-24)
販売元:Amazon.co.jp

貴方の目には『愛』が見えますか? 『愛』を探す探偵の物語、本編ついに完結!!
『日暮旅人』の名前で出された爆弾テロの脅迫状。ニュースでは旅人の名が流され、警察も旅人を探し始めていた。
刺された亀吉、誘拐された灯衣と陽子。そしてユキジの自宅に現れた思わぬ人物。旅人を取り巻く大切な人々が危機にさらされる中、旅人は目の治療のため入院していた病院から姿を消し、真犯人の指示通りに動き出す。――もうこれ以上酷使することのできない瞳を使い、美しく残酷な犯人を止めるため。
そして訪れる裁きの時。旅人と仲間たちの運命は――。
目に見えない物を視ることで『愛』を探し続けた探偵の物語、本編感動の完結!

4年前から読み始めて遂に完結。なんだか寂しいですね。でもこれ以上旅人に苦労をさせたくないという気持ちもあるので終わってよかったとも思います^m^
最初からハラハラしました。事件についてもそうだし旅人の目についてもそうだし、陽子たちのことだって。
犯人は異常だと思っていたけど、旅人の言葉を聞いて罪の意識に苛まれていたただの人間だったんだなと思いました。
陽子の言葉、素敵だったな。うんうん。きっとそう。
そして、旅人と幸せになるため。
旅人にとって陽子は生きるための一縷の望みであり光だったんだろうなと思いました。
だからその後の2人をもっともっと読みたかったんだけども…。
どうかどうか、これからも2人は幸せに手を取り合って生きています様に。

〈アスキーメディアワークス 2015.1〉H27.4.16読了