
著者:野村 美月
KADOKAWA / エンターブレイン(2007-04-28)
販売元:Amazon.co.jp
文芸部部長、天野遠子。物語を食べちゃうくらいに愛するこの“文学少女”が、何と突然の休部宣言!?その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師の毬谷の手伝いで、ななせと一緒に放課後を過ごすことになったりと、平和な日々が過ぎていくが…。クリスマス間近の街からひとりの少女が姿を消した。必死で行方を追うななせと心葉の前に、やがて心葉自身の鏡写しのような、ひとりの“天使”が姿を現す―。大好評シリーズ第4弾。
今回の主人公は琴吹ななせがメインの物語。
著者さん曰く、美羽の話を引っ張ったわけではなくこのまま美羽編に突入したらななせがあまりにも不憫だということでメインの物語を書いたということで^^;
最初からそうだろうなぁとは思っていましたけど、ななせは本当に素直じゃないですね。
でも今回は素直になる部分がたくさん出てきて凄く可愛かったです。夕歌の言う通りとっても可愛かった。
今回の作品は「オペラ座の怪人」なんとなくの内容は知ってるのですが原作をちゃんと読んではいませんでした。金田一少年の事件簿で漫画と小説を含め3回この物語にちなんだ事件が出てきて^^;それでちょっと内容を知っている程度。
今回も物悲しくて切なくて…なんで高校生たちがこんなに辛い思いをしなければならないんでしょう…ってくらい毎回壮絶で消化不良に陥りそうです^^;
そして次回はついに美羽が登場するんですね。諸々の真実が明らかになるのでしょうか。
楽しみです。
〈エンターブレイン 2007.4〉H27.4.10読了