
著者:島本 理生
幻冬舎(2013-08-01)
販売元:Amazon.co.jp
婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。そんな男女に突然訪れる新しい恋の予感。信号待ちの横断歩道、偶然立ち寄ったバーのカウンター…。いつでも、どこででも恋は生まれる。臆病なあなたに贈る、人を好きになることのときめきと切なさに溢れた恋愛小説。
読み始めはショートショートなのかなぁと思ったのですが、この短編の数々は全て繋がっていると気付いたら展開が気になってあっという間に読んでしまいました。
モデルのミナにシングルマザーの奈緒、実業家の吉原に、大学生の樹。そして関わる人々。たくさんの恋の予感にトキメキました^^
私が好きだったのは「再会」の二人。すんごいベタでドラマのよう。でも、こんなことがあったらいいななんて思わせてくれる素敵な恋愛でした。
ミナと奈緒の境遇は異なるのだけど、2人の友人関係がとても好きでした。こういう友人関係が良いですよね。
そしてラスト。ミナと奈緒の恋の行方がとても気になって、幸せな気持ちで読み終えました。恋っていいなって思わせてくれる作品でした。
島本さんの作品で恋っていいなって思うことが少ないので^m^新鮮でした。
〈幻冬舎 2013.8〉H27.3.25読了