心臓異色心臓異色
著者:中島 たい子
光文社(2015-01-20)
販売元:Amazon.co.jp

カコ、ミライ、イマ―― あなたは、どこにいますか。
ユーズド人工心臓を移植してから性格が変わった男は、その心臓の前のオーナーをたどってみることに――(「心臓異色」)
レコード、車、家、ロボット……誰かの想いを宿した"古いもの"たちが伝える、すこし不思議な作品集。

中島さんの作品は本当に久しぶり。
デビュー当初は女性の身体の問題の小説が多かったですが最近は近未来のような作品を書くことが多いですね。
どれも今よりも何百年か先の話。
どの作品も面白かったですが最後の作品が印象的でした。あまりにも便利になりすぎて人間が体力がなくなり免疫もなくなっていったというところ。
ドラえもんのブリキの迷宮(ラビリンス)という映画を思い出しました。あっちはそれによってロボットが支配する世界になってしまったって話でちょっと違いますけど。
面白かったです^^

〈光文社 2015.1〉h27.3.20読了