
著者:円居 挽
KADOKAWA/角川書店(2014-10-01)
販売元:Amazon.co.jp
オススメ!
お代は謎だよ―時間や場所を問わず、大学構内のどこかで気まぐれに営業を始める神出鬼没の都市伝説バー「三号館」。妖艶な女マスター。蒼馬美希は、持ち込まれる謎を鮮やかに解き明かす。大学生遠近倫人は、理系女子・青河幸の気を惹くために「三号館」に謎を持ち込むが…。
初読み作家さん。完全にタイトルとジャケ借り←です。
名前も知らない方だったのですが予約して待っている最中にこの方の話題がテレビで出てきまして。
すずらん本屋堂の中で京大のミステリ研究会は有名だという話をしていてそこ出身の作家さんも多いと。最近だと誰々とか、円居挽さんとか。って言っていたんです。
そこで京大出身の人なのか…と知りました。多いですねー。
主人公の遠近倫人が謎を抱えて構内へ行くとまるで謎を待っているかのように佇む「三号館」美希さんのたたずまいが素敵すぎます。そして聡明。
謎自体は殺人が起きるわけではなく、そんなにすごい大きな謎でもないのだけど←
美希さんの謎解きがまた素敵で。カクテルも美味しそう。きっと飲めないですけど^^;
三号館自体の謎解きも面白かったです。そして美希さんの正体も。
いやーやられました!
円居さんの作品は初めて読みましたが他の作品も読んでみたいです。
〈角川書店 2014.10〉H27.3.5読了
最初、蒼馬さんのバーはファンタジックな設定
なのだとばかり思っていたのですが、
最後にちゃんと現実的な種明かしがあって
すっきりしました。
まぁ、ファンタジックなままシリーズを続けて
もらっても良かったとは思いますが。
後半、恋愛(片想い)要素がもうちょっと
入っていたら良かったな、と思いました。