
著者:酒井 政人
KADOKAWA / 角川書店(2014-11-10)
販売元:Amazon.co.jp
「勝負は2区から5区へ」「オーダーを巡る直前までの駆け引き」「ブレーキとなるランナーの危険な兆候」など、テレビ観戦が100倍楽しくなるウンチクが満載! 2015年大会を占う最新情報も充実。
いや〜・・・面白かったです!箱根駅伝大好きな人間にはたまらない本でした。
著者さんが箱根駅伝に出場経験があるからかいろんな視点から描かれていてテンションが上がりました。
選手のエピソードはだいたい知っていましたけど、1990年代の事はあまり知らないので勉強になりました。私がマニアックになったのは2000年代半ば以降なので。
それでも知っている出来事については大興奮!あの時の!そうだよね、そうだったよね〜!!って笑ったり泣きそうになったり。百面相状態でお昼休みに読んでいました。すんごい怪しかったと思います^^;
この本は去年の秋に出た本なので予選会の事もまだ書かれていません。
今年の箱根駅伝の予想が色々書かれていたりして、ニヤニヤする部分もあり、しょんぼりする部分もあり。この選手、本当はこの区間を走る予定だったんだなーとか。去年は記録良かったけど今年は・・・涙。とか。
著者さんも書かれていましたけど、今の箱根駅伝は一昔前と全然違いますよね。花の2区がエース区間ではなくなりつつあるし、1区は守りの区間ではないし、まさに「山を制するものは駅伝を制す」になってきているし。
5区が最長区間になった時、1番大変な区間を何で最長区間にするんだ!と私でさえも思いましたけど、監督の皆さんもそう思われていたんですね。そりゃそうでしょう。
未来のある若い選手に酷使させすぎだと思いますよ、この区間。
近年は5区の距離を短くしようという案も出てきているそうですがぜひともそうしてほしいと思います。著者さんが5区で25%くらいを占めていると書かれていて私もそう思います。5区が短くなったらまた勝負も面白くなるんじゃないかなと素人は思います。
そういや、給水って真水だけだなんて初めて知りました。いやいやダメでしょ、スポーツドリンクじゃないと何かあった時危険ですよ。特に5区なんてアップダウンもあるし気温差も激しいから特に改善した方がいいと思うのだけど・・・。
嬉しかったのは著者さんが6強として挙げていた大学が私も同じ6大学を上げていたことです。その中に山梨学院大が入っていたのが私の読みは間違っていなかったと思って嬉しかったです←私もダークホースは山梨学院だと思ってたので^^オムワンバ選手が欠場しなかったらもっと面白いことになっていましたよねー。来年楽しみだな。
そして箱根ランナーではない(っていうか京大だから走れない)平井選手のことまで書かれているとは思わなくて嬉しかったです。私、まだちゃんと走ってる姿を見たことがないんですよね。千葉駅伝でちらっと見たくらい。最終学年の今年の走りも楽しみです。
駅伝監督になっている人でOBが多いという話で真也加さんや徳本さんが出てきてニヤニヤして読んでました←
そして1番胸が熱かったのが今井選手の部分。
「山の神」という呪縛がずっと離れず、でも去年のマラソンでようやくサブテンを達成して、今井選手が日の丸を背負って走る日も近いかもしれないと書かれている部分で胸が熱くなって泣きそうになりました。タイムリーだ・・・涙。
やっぱり箱根駅伝の話になると長くなります。もっと書きたいけど止まらなくなるのでやめます^^;面白かった!
〈角川書店 2014.11〉H27.3.2読了
はくしゅありがとうございます^^
いつもぽちっとなありがとうございます。
隠れなくてもいいじゃないですか!
一緒に堂々と今井選手を応援しましょう^^
面白かったですよ。箱根駅伝好きにはたまりません。