思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)
著者:谷 瑞恵
集英社(2014-12-16)
販売元:Amazon.co.jp

穏やかな交際を続ける明里と秀司。ある日「秀司の時計店を女が手伝っている」と教えられた明里は、店で骨董店の娘・郁実と出会う。東京での仕事を辞めて帰ってきたという彼女は、商店街のお祭り準備で秀司が不在がちの今だけ、店番をしているのだという。自分と境遇の似た彼女に共感を覚えつつも、秀司との関係に少しだけ不安を感じて…。切なく温かく、心を癒やす連作短編集、シリーズ第3弾。

今回は特に明里の家族について考える場面がありましたね。
実父の事、養父の事、血のつながり。家族って難しいですね。
第1弾の話なんてスッカリ忘れてしまっているので^^;2人がどうやって付き合うようになったのかすら忘れているという…もったいない。
でも2人がちゃんと愛を育んでいるのが分かります。素敵です。
あとがきによるとこの作品をシリーズ化するつもりはなかったみたいですね。だから1冊目で付き合っているんですねー。
今回はライバルが現れたりしてなかなか面白かったです^m^
時計にまつわる4つのお話も素敵でした。

〈集英社 2014.12〉H27.2.24読了