花野に眠る (秋葉図書館の四季)花野に眠る (秋葉図書館の四季)
著者:森谷 明子
東京創元社(2014-11-28)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が…。誰が、どうして、こんなところに埋められていたのか?文子は、図書館の利用者が持ち込む、ふとした謎を解決しつつ、頼もしい先輩司書たちの助けを借りて、事件の真相究明に挑むが―。本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!

シリーズ第2弾です。この本が出ることを知って1冊目も読みました。
1冊目も面白かったけど、こちらの方が私は好きです。連作短編集になっているからですかね。全てが1つに繋がっていてそれも良かったです。
中学生の男の子が見つけたタイトルは一緒なのに違う本だと思う謎や落雁の箱に入っていた印の謎。秋葉さんの家の裏山から発見された白骨死体…
最後がなかなかヘビーですけども^^;連作短編集の上に前作ともつながりがあったりして読んでいて面白かったです。でもそれもレファレンスに繋がっていて、やっぱり図書館って良いなと思いました。
特に気になった「ある小馬裁判の記」いつも利用している図書館で在庫であったので今度借りる予定です。真相が気になります。
図書館ミステリって素敵な言葉です。また続編が出てくれたらいいな。
文子の恋愛が成就するとは思えないけど^^;そちらの展開も気になります。

〈東京創元社 2014.11〉H27.2.3読了