
著者:有川 浩
幻冬舎(2014-10-22)
販売元:Amazon.co.jp
大和俊介が務める小規模 子供服メーカー『エンジェル・メーカー』は経営不振のため、12月25日で「クリスマス倒産」することになった。
エンジェル・メーカーは学童保育もしており、殆どの子供は別の所へと移っていったが、ただ1人田所航平だけは最後の日まで世話になることになっていた。航平の両親は別居しており、航平はキャリアウーマンである母親の圭子と共に年明けには海外に行くことが決まっていたのだ。両親に離婚して欲しくない航平は何とかして両親を仲直りさせるべく、大和の同僚の折原柊子と共に父親の祐二の居る横浜へと向かう。
ようやく読めました。できればクリスマスあたりに読みたかった…
ストーリーはあまり知らない状態で読んだので1番最初に拳銃が出てきたときは驚きました^^;前日に読んだ本もそういう感じだったのでまた拳銃かよと思いました←
有川さんが書く男の子はホント、かっこいいですね。大和かっこいいです。
でもそのかっこよさは、子供時代の壮絶な毎日も反映されているのかなと思うと切なくなります。柊子との今の関係も微笑ましかったですが、結婚までいこうとしたのに行けなかった2人の関係のすれ違いは切なかったですね。
大和の気持ちも分かるし、柊子の気持ちも分かる。でも柊子はちゃんと大和の過去を理解したからまた変わって行けるかなと思いました。
航平もまたいい味出していましたねー。小学生なのにしっかりしすぎている気はしましたが、このしっかりしすぎている感じがまた悲しかったです。
でも大和と航平はいいコンビでしたね。大和の子供嫌いもまた変わったかなと思います。
この作品、キャラメルボックスで舞台化される前提で書かれていたそうですね。だからドラマの赤木役は阿部さんだったのかな(舞台では阿部さんが大和だったみたいですね)
ドラマも気になったんですけど、やっぱり原作を読みたかったので見ませんでした。キャスティングは結構好きだったんですけど…。三浦君好きだし…。大和と柊子の年齢差が実際5歳差なのが気になりましたけど(そこかよ)航平役が福君なのも何だかいいな。もしも再放送されるなら見たいなと思いました^^
〈幻冬舎 2014.10〉H27.1.22読了
大和と航平の関係良かったですよね。
大和と柊子の関係はじれったかったです〜。
お互いに好き合っているのがまるわかりなのに、
二人とも意地を張って向きあおうとしないから、
すごくもどかしかったです。
最後には素直になれてよかったですけどね。
両親に仲良くなって欲しいと願う航平君の
言動が、健気でやるせなかったです。