読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)
著者:三上 延
集英社(2014-10-17)
販売元:Amazon.co.jp

稀代の「読書狂」作家二人による一大ビブリオバトル開幕!
シリーズ累計550万部突破の大ヒット古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件帖』シリーズ。
作者の三上延は古書店勤務時代に本の査定までしていた筋金入りの書物通。
一方、ビブリオアクション巨編『R.O.D』シリーズの倉田英之も「欲しい本はいま持ってない本、全部」と言い切るほどの本マニア。
ベストセラー作家にして希代の「読書狂」の二人が「読まずにはいられない」名作・傑作・奇本・珍本の数々を、丁々発止で語り合う!
博覧強記の二人が惜しみなく出し合う秘蔵の「読書ネタ」の数々は、それ自体が唯一無二の読書ガイド。
それぞれの作品の制作裏話も貴重。

タイトルに惹かれて手に取りました。三上さんは存じ上げていますが倉田さんは初めましてな方です。2人が読書をテーマに対話形式で進んでいきます。
お二人は本の趣向が似ているんですね。私は外国作品はほとんど読まないので2人が盛り上がっているものがいまいちわからなくて悔しい思いばかりでした^^;お二人が盛り上がったキングの小説、私は「スタンド・バイ・ミー」しか読んだことがないのでホラーを書かれるということもあまり知りませんでしたし…。
そして日本人作家さんがテーマでも私とは世代が違う上に私は最近の小説ばかりなのでこれまた合わず…残念。江戸川乱歩は読んだことないなぁ…
それでもお二人のお話は分からなくても楽しかったです。私も知らない本の世界をたくさん知ることが出来ました^^
まえがきで三上さんが面白い本はありませんかと聞かれることがよくあり、気軽に聞いてくれるなぁと気持ちが重たくなるというのは物凄くわかります。
私もやはり人より多少は読むのでたまに聞かれます。でも「オススメの本は?」なんてザックリ聞かれたってじゃあこの本!なんて言えませんよ。相手が恋愛小説が良いのかミステリが良いのかホラーが良いのかなんてわからないし、外国作品が良いのか日本作品が良いのかもわからないし…。本をあまり読まない人ほどこういうざっくりした聞き方をしますよね^^;ミステリでオススメは?とか、この作家さんでオススメは?という狭めた聞き方をしてくださると助かります。
お二人が最近の人は本をあまり読まないらしい、そういう人は月にどのくらい本を買うんだろう、月に10冊くらい?っていう会話をしていて驚愕しました^^;いや、絶対にそんなに買いませんて。三上さんもおっしゃっていましたけど1年に10冊買えばいい方だと思いますよ…
そういう私も図書館で借りるばかりで買うとしても文庫本や雑誌やマンガばかりですみませんっていう感じですけど…。
私もお二人のような本のことを話せる知り合いがそばにほしいなぁと思います。
図書館に勤めていた時は基本皆さん本好きだったので本当に楽しかった。良い思い出です。

〈集英社 2014.10〉H26.11.11読了