リタとマッサン (集英社文庫)リタとマッサン (集英社文庫)
著者:植松 三十里
集英社(2014-08-21)
販売元:Amazon.co.jp

リタは、婚約者を第一次世界大戦で亡くし、医者だった父も喪って、失意のなかにいた。その頃、妹が通うグラスゴー大学の留学生竹鶴政孝と知り合う。日本でウイスキー作りをするため、イギリスまで学びにきた政孝に、驚きながらも惹かれていくリタ。だが、国際結婚を決意した二人は家族の猛反対に遭い…。夢の実現に邁進する夫と、献身的に支え続けた妻。ウイスキー誕生のため生涯を賭けた夫婦愛。

今回の朝ドラの舞台の一つが北海道の余市だったのでこれは見なければ!と思い、意気込んで見始めたのですが2週目で見なくなりました^^;ドラマが悪いんじゃないんですよ!私が毎日見るということができないのが問題なんです…。はぁ。
ということで私は小説を読んで竹鶴正孝とリタを知ろうと思いこの小説を読みました。
この作品はウィスキーができるまでがメインではなく、あくまでマッサンとリタの夫婦の物語だと考えたほうがいいかもしれないですね。2人はとても苦労されたと思うのですがその苦労の部分が細かくはなかったので…リタ目線で日本での生活やマッサンの愛情について書かれていた作品でした。
にしてもホント語彙力がなくて申し訳ないですけど、ひたすらラブラブでしたな。
実際余市のウィスキーの工場に博物館もあるらしいですけど一部2人のラブラブを見せつけられるコーナー?ブース?があるらしいですから^^;2人は本当に素敵な夫婦だったんでしょうね。
この小説に書かれていることがすべてまるっと正しいのかはわかりませんが、リタさんが本当に献身的に支えていたことがわかります。そしてマッサンもまた、リタさんに苦労はかけまいと奔走している姿も伝わってきました。
リタさんが日本人になろうと思っていたからこそ、人望が厚かったのだろうなと思いました。リタさんにスパイ容疑がかかった時の近所の人たちの言葉、私も涙が出そうになりました。
リタさんは早くに亡くなったんですよね…もっともっとマッサンと一緒にいたかっただろうなーと思うと悲しかったです。
朝ドラ、また見始める…時はちゃんと腰を据えて←見ようと思います。

〈集英社 2014.8〉H26.10.25読了